スクラブは動きやすさが重要なので、肩幅や胸囲に少しゆとりがあるサイズを選びましょう。目安は次のとおりです。
・肩幅:ヌードサイズ+1~2cm
・胸囲(バスト):ヌードサイズ+6~8cm
なお、スクラブインナーなどを着る場合、肩幅はヌードサイズ+3~5cmが目安です。
ゆったりと着たい場合には、バストのサイズをヌードサイズ+9~14cmとしても構いません。ただし、バストサイズを大きくしようとすると連動して肩幅も大きくなりがちです。肩幅がオーバーサイズだと、きちんと感が出ないため利用シーンを選びます。肩幅は目安に合わせつつ、胸元がゆったりしたデザインのスクラブを探しましょう。
メンズ・レディース・ユニセックスではスクラブの作りが異なるため、サイズ表記は同じでも実際のサイズには差があります。Mサイズと記載されている商品ABCを例にサイズを見てみましょう。
メンズ専用商品A(Mサイズ)※単位:cm
肩幅:46
胸囲:112
着丈:67
袖丈:20
レディース専用商品B(Mサイズ)※単位:cm
肩幅:40
胸囲:98
着丈:67
袖丈:19
ユニセックス商品C(Mサイズ)※単位:cm
肩幅:45
胸囲:108
着丈:67
袖丈:20
メンズ専用とユニセックスは近いサイズ感ですが、胸囲はメンズの方が大きめです。男性がユニセックスで普段と同じサイズを選ぶと、小さく感じられる可能性があります。
レディースは肩幅や胸囲が小さく作られています。普段はMサイズのスクラブを着ている女性が、ユニセックスでもMサイズを選ぶと大きすぎる可能性があります。
ヌードサイズよりゆとりのあるサイズがおすすめですが、大きすぎても問題があります。大きすぎるスクラブまたは小さいスクラブを選んだ場合のデメリットは次の通りです。
【大きすぎるスクラブ】
・首周りが開きすぎて胸元が見えやすい
・だらしない印象
・もたついて動きづらくなる
【小さいスクラブ】
・生地がつっぱり腕を上げにくい
・屈んだときに腰が見えやすい
・窮屈さで疲労しやすい
ヌードサイズを測ってからスクラブを選びましょう。
はじめに自身の体のサイズ(ヌードサイズ)を測りましょう。以下の4つのポイントを計測すれば、スクラブを選びやすくなります。
・肩幅:肩の端から端まで
・袖丈:肩先から肘まで
・バスト:バストの最も高い位置の周囲
・着丈:首の付け根から腰まで
スクラブは肘あたりまで隠れる袖丈が定番ですが、好みに合わせて構いません。バストのヌード寸法は腕を下ろした状態で測ると、より正確なサイズを把握できます。家族や友人に測ってもらうのがおすすめです。
ヌード寸法を測り終えたら、動きやすさを確保できる商品サイズ(仕上がり寸法)のスクラブを探しましょう。理想的な仕上がり寸法を再度記載します。
・肩幅:ヌードサイズ+1~2cm
・胸囲(バスト):ヌードサイズ+6~8cm
スクラブの着丈は一般的なトップスより長めに作られています。医療現場での動作を想定し、屈んでも腰が見えないように配慮されているからです。ただし、サイズが小さいほど着丈も短くなるので、隠したい部分まで生地が届くかどうかは吟味しましょう。
最後に、スクラブのサイズ選びにおける注意点を紹介します。
スクラブは動きやすさや機能性を重視したメディカルウェアのため、一般的な洋服のサイズとは異なります。普段着用しているサイズをもとに購入すると、大きすぎたり小さすぎたりする可能性があるため注意が必要です。購入する際は、自身のヌード寸法を測り、そのサイズをもとに購入するのがおすすめです。
スクラブはさまざまなブランドから発売されていますが、ブランドごとにサイズが異なるため注意が必要です。A社製品でMサイズが合っていたからといって、B社製品でもMサイズを購入すると失敗することがあります。
また、同じブランドでもスクラブによってサイズが異なるケースも見受けられます。購入する際は、必ず商品サイズをチェックしましょう。