空調服®などのファン付き作業着は、さまざまなメーカー・ブランドが製造販売しています。それぞれに特長や個性があり、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、空調服・ファン付き作業着のメーカー・ブランドを詳しく紹介します。ファン・バッテリーなどのデバイスのメーカーとウェアのブランドに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。ウェアでは16ブランドの比較一覧も掲載しています。
ファン・バッテリーの主要なメーカー3社の価格帯と主な特長は次のとおりです。
空調服株式会社はファン付き作業着の先駆者といえるメーカーです。数多くのファン付き作業着ブランド・メーカーが、空調服のファン・バッテリーを採用しています。
ファンの不良率が0.002%、バッテリー不良率が0.038%とデバイスの不良率が低いのが特長です。ハイスペックモデルからプライベートでも使いやすい小型モデルまで展開しています。2024年時点の最新モデルのスペックは次のとおりです。
バートルのファン付き作業着エアークラフトは、ウェアだけでなくバッテリーとファンも独自開発です。製造はセラミック部品・精密機器大手の京セラが手掛けています。
無骨でかっこいいデザインに見合った、ハイパワーなスペックが特長です。2024年時点の最新モデルAC08は、最大風量100L/毎秒の22V設定でも1時間稼働できます。最新モデルの詳細スペックは次のとおりです。
サンエスは空調風神服のファン・バッテリーメーカーです。ファン・バッテリーセットの価格帯は17,000~24,000円で、出力電圧や付加機能が異なる、さまざまなバリエーションが展開されています。
たとえば、ファンRD9330PCはプラズマクラスター技術搭載です。臭いが気になる現場で役立つでしょう。また、最新モデルではファン内部を掃除しやすいよう、カバー部分を取り外せるよう設計されています。2024年時点の最新モデルのスペックは次のとおりです。
空調服・ファン付き作業着のウェアには次のようなブランド・メーカーがあります。
ここでは厳選した3社のウェアの傾向とおすすめ商品を紹介します。
空調服®のウェアの価格帯は4,000~17,000円と幅広く、デザインも作業用からタウンユース可能なデザインまで多彩です。撥水・UVカット・制電など機能面の選択肢も豊富に揃っています。
フルハーネスを空調服の上から装着できるスペーサー一体型があるのも特長です。高所作業時の安全確保に役立つでしょう。
バートルはデザイン性の高さ・良心的な価格・高耐久性で人気のメーカーです。ヘルメットをしたまま着用できる大型のフード付き、フルハーネス対応、抜群のストレッチ性など、用途に合わせて選べる複数タイプのファン付作業着を展開しています。
ミリタリーテイストのデザインなど、かっこいいデザインが好きな人におすすめです。ワークウェアとしてはもちろん、アウトドア・レジャー用のウェアとしても支持されています。
自重堂は創業100年を迎えたメーカーで、働く人の安全性や安心感・快適さを重視して作られたワークウェアを開発・販売しています。シンプルなデザインやスポーツテイストなどデザインの幅が広く、ターゲットに合わせて複数ブランドを展開しているのも特長です。
なお、Jichodoは自重堂の基幹ブランド、Jawinは若者向け、Z-DRAGONは年齢・性別を問わないカジュアルデザインのブランドです。
ウェアと互換性のないメーカーのデバイスは使えないため気を付けましょう。無理に装着すると、落下や故障の原因になります。
ウェアブランドが採用しているデバイスは、次のように決まっています。
また、空調服のファンをバートルのバッテリーにつなぐといった、異なるメーカーの商品を使うのは避けましょう。基本的には接続できませんが、万が一アダプタ等の形状が合致して接続できたとしても、保証対象外になります。
また、ファンとバッテリーにはそれぞれ対応製品が記載されています。同メーカー内の商品であっても互換性がない場合があるので注意が必要です。
ウェアが破損・消耗しても、ファン・バッテリーなどのデバイスは新しいウェアに取り付ければ再び使えます。逆も同じで、ウェアがまだ使える状態であれば、デバイスを取り替えるだけで使用できます。
ただし、デバイスと採用ウェアブランドが一致している必要がある点には注意が必要です。お気に入りのメーカー・ブランドを見つけておくと、買い替えやすくなるでしょう。今回ご紹介したデバイスのスペックやウェアの特長をぜひ参考にしてください。