スタイリッシュな印象を持つソムリエエプロンは、古くからレストランやバーで愛用されています。かっこよく着こなすと高級感が出るので、「バーを開業したら着てみたい」「おしゃれな結び方を知りたい」などと考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ソムリエエプロンのメリット・デメリットとおしゃれな結び方の解説、さらにおすすめ商品をご紹介します。レストランやバーの開業を控えている人や、お店の雰囲気づくりに高級感を演出したい人は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。
まずは、ソムリエエプロンの定義とそのほかのエプロンとの違いを解説します。
ソムリエエプロンとは、ひざ下より長いロング丈の腰エプロンの総称です。一般的には、前丈70〜90cmの腰エプロンを指します。ソムリエが着用することが多いので、ソムリエエプロンと呼ばれるようになりました。
ギャルソンエプロンはソムリエエプロンと同じものを指します。長さもソムリエエプロンと同じく、ひざ下までのロング丈です。フランスの給仕係である「ギャルソン」が着用していたことからギャルソンエプロンと呼ばれています。
一方、サロンエプロンとは胸当てのない腰エプロン全般を指す言葉です。つまり、ソムリエエプロンやギャルソンエプロンも、サロンエプロンの一種といえます。ただし、サロンエプロンと呼称されるものは、多くの場合ショート丈〜ミドル丈の腰エプロンを指します。
ソムリエエプロンのメリットは、縦長のシルエットによってスタイリッシュな印象を与えることです。すらっとした見た目になるので、上品さや高級な雰囲気を感じやすいでしょう。着用時は大股で歩きにくいので、所作がきれいに見えるのもポイントです。
ソムリエエプロンのデメリットは、足を覆う面積が広いので動きづらいことです。急いで移動する場面や、動き回らなければならない作業には向いていません。フロント部分にスリットが入ったものや生地にストレッチ性があるものなら、比較的動きやすいでしょう。
続いては、おしゃれに見えるソムリエエプロンの結び方を解説します。
リボン結び・蝶々結びの手順
エプロンの中央で両紐を交差させ、片方をくぐらせる
垂れ下がったほうの紐で輪を作り、もう片方の紐を上からかぶせる
かぶせた紐を折りたたみながら根元をくぐらせる
紐を両側に引っ張り、左右を同じ長さに調節する
リボン結び・調蝶結びは、簡単に結べてほどきやすい定番の結び方です。結び目そのものがかわいいアクセントになるので、親しみやすい印象を与えられます。結び直しのしやすさや、かわいい雰囲気で選ぶならリボン結び・蝶々結びがおすすめです。
一文字結びの手順
エプロンの中央で両紐を交差させ、片方をくぐらせる
もう一度両紐を交差し、下紐をくぐらせて固結びをする
下紐を手前に向けて適当な長さに複数回折りたたむ
折りたたんだ紐を中央に置き、もう片方の紐を下から上にぐるぐると巻きつける
余った紐をウエストの中に入れる
一文字結びは結び目が目立たない、すっきりとした見た目が特徴です。固結びをするのでほどけにくいというメリットもあります。しっかりと結びたい人やスタイリッシュな印象を与えたい人におすすめです。
ここからは、おしゃれなソムリエエプロン8選をご紹介します。それぞれ個性を持った商品をピックアップしていますので、お店の雰囲気や好みに合わせて選んでみてください。
重厚で高級感あふれるサーヴォの男女兼用ソムリエエプロンです。上品さを感じさせるブラックは、汚れを目立たせない効果も持っています。高級感を演出できるので、お店の雰囲気をワンランク上げたい人におすすめです。
生地は綿とポリエステルが混紡された素材で作られています。そのため、綿の肌触りの良さと、ポリエステルのシワになりにくさを兼ね備えています。前丈85cmと長めですが、中央にスリットが入っているので足さばきがしやすい構造です。
豊富なカラバリが魅力の、男女兼用ソムリエエプロンです。カラフルな7色展開の中から、お店の雰囲気やイメージカラー、好みに合わせて楽しく選べます。店舗別や担当別、職位別などで色分けして使うのもおすすめです。
生地は制電性に優れているので、静電気やホコリの付着を軽減できます。また、マチがついた収納力の高いポケットもポイントです。ペンや注文票、ハンディターミナルなども入れられる実用性の高いエプロンです。
再生素材を用いたエコフレンドリーなエプロンです。コーヒーのカスや再生ポリエステル糸、サトウキビ由来の原料などサスティナブルな素材が使われています。環境負荷を軽減したい企業・お店におすすめです。
ウエストの折り返し布で腰ひもを隠せるのもポイントです。ブラウンとブラックで本体とウエストの配色が切り替わるので、スタイリッシュな印象を与えられます。マチ付きの広いポケットも使いやすいので、道具の持ち運びが多いホールスタッフなどにおすすめです。
前面に長いスリットが入った動きやすいソムリエエプロンです。着丈80cmのロング丈ですが、スリットが35cmなので足さばきしやすくなっています。また、ウエスト紐の先端が斜めにカットされているので、通し穴に紐を通しやすく着脱もスムーズです。
鮮やかな7色のカラバリが魅力ですが、退色防止加工が備わっているのがポイントです。塩素系漂白剤が付着しても色落ち・色あせを防ぎます。両脇のポケットにはマチがついているので、ポケットPOSやハンディターミナルなどの端末も入れられます。
洗濯耐久性に優れた住商モンブランのソムリエエプロンです。原材料の段階で顔料を使用しているので、繰り返し洗濯してもほとんど色落ちしません。色落ちや色あせを気にせず消毒・洗濯できるので、衛生管理がしやすい商品です。
サイドのボタンホールに腰ひもを通せるので、ウエストがもたつかないのも魅力です。美しくスマートな見た目を維持できます。カバー面積が広く後方まですっぽりと隠れるので、女性従業員にもおすすめです。
コックコートにぴったりの男女兼用ソムリエエプロンです。上品で清潔感があるので、和食・洋食を問わず様々な飲食店のユニフォームに合わせられます。綿100%で熱にも強いので調理担当者にぴったりの商品です。
ヒップ部分にダーツが施されているので後ろ姿が美しく見えます。さらに、腰ひもが隠れる折り返しもついているので、ウエストをすっきりと見せられます。調理服に合わせやすいスマートなエプロンを探している人におすすめです。
ロングな前丈91cmの男女兼用ソムリエエプロンです。腰から足元まで、下半身をしっかりとカバーできます。カバー範囲は広いものの、伸縮性に優れたストレッチギャバジン素材が使われているので、動きやすさも兼ね備えています。
撥水・撥油加工で汚れが付きにくいのも大きな魅力です。水撥ね・油撥ねで汚れやすい調理場での着用に向いています。生地にPETボトル再生繊維を使ったエコマーク認定商品なので、環境負荷を減らしたいお店・企業にもおすすめです。
おしゃれなストライプ柄が魅力的な、セブンユニフォームのソムリエエプロンです。カラバリは4パターン展開されているので、お店の雰囲気や好みに合わせて選べます。存在感があるので、お店の雰囲気をスタイリッシュに変えてみたい人におすすめです。
生地は厚めに作られており、丈夫でシワになりにくくなっています。吸汗速乾性があり、洗濯後に乾きやすいのもポイントです。結びやすい腰紐は裏が綾テープになっているので、結び目で裏側を見せるとおしゃれなアクセントになります。
テーラーカラーのベストがついた、エレガントなソムリエエプロンです。クラシカルなデザインのベストがついているので、スタイルに高級感が増します。レストランやバーでワンランク上の高級感を演出したい人におすすめの逸品です。
深めに作られた両脇のポケットも魅力です。ポケット口は斜めになっているので、道具の出し入れもしやすくなっています。制電性にも優れているので、静電気で肌にまとわりついたり、ホコリが付着したりしにくいのもうれしいポイントです。
今回は、ソムリエエプロンの特徴と結び方、おすすめ商品を紹介しました。ソムリエエプロンをバーやレストランで着用すると、お店に高級感が漂います。また、結び方によって見た目の雰囲気が変わることも知っておくと良いでしょう。
ソムリエエプロンをお店で着てみたい人や、お店の雰囲気づくりに悩んでいる人は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。