保育士は水遊び・砂遊びへの対応に加え、持ち運ぶものも多いためエプロンが便利です。しかし、ひと口にエプロンといっても形や素材がさまざまで、色・柄の選択肢もたくさんあります。エプロン選びに悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、保育士のエプロンの選び方とおすすめ商品23選をご紹介します。エプロンの形や素材、機能、デザインなどの視点で選び方を解説しています。価格帯別のおすすめ商品もピックアップしていますので、エプロンを探している保育士の方はぜひご覧ください。
保育士がエプロンをつける理由としては、主に次の3つが挙げられます。
・汚れ防止・衛生面の配慮
・保育士とわかるようにするため
・必要なものをいつでも取り出せるようにするため
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
汚れ防止や衛生面への配慮がエプロンを着用する1つめの理由です。保育士は子どもの食事介助やおむつ替え、お絵描きや砂場遊びなど汚れやすい場面が多くあります。エプロンをつけることで汚れから衣服を守り、子どもたちや保護者に向けた衛生面での配慮もできます。
保育士がエプロンをつけることで、子どもたちは一目でどこに保育士がいるかがわかります。遠くからでも視認しやすい色鮮やかなエプロンであれば、はぐれそうになった子どもが保育士を見つけやすいので安心です。
また、保育士とそうでない人を見分けやすくなるため、不審者対策にもつながります。
エプロンのポケットに必要なものを入れておけば、すぐに取り出せます。筆記用具やティッシュ、体温計など、こまごまとした荷物の持ち運びに便利です。両手を空けられるため、いざという時に応対しやすいというメリットもあります。
ここからは保育士のエプロンの選び方を解説します。エプロンの形や素材、機能、柄などがポイントになりますので、チェックしてみてください。
まずはエプロンの形をチェックしましょう。主にX型、H型、首掛け型、ラン型、長袖・割烹着タイプがあります。それぞれ見た目以外にも違いがありますので、特徴を理解してエプロンを選びましょう。
X型(たすき掛け)は、背中で紐がクロスするタイプのエプロンです。紐が交差し安定しているので、動いてもズレにくいというメリットがあります。また、ウエストは紐で結ぶので、体形に合わせてフィット感を調整できるのも利点です。
着用時に紐で結ぶ手間がかかることが難点です。サッと着られる手軽さという点では、H型などに軍配が上がります。
背中の紐の形がH型になっているエプロンです。H型はボタンで留めるタイプが多く、着脱が容易である点が支持されています。紐が太めで締め付け感が少なく、長時間着ていても疲れにくいのも大きなメリットです。
着用時の見た目が太く見えやすい点がデメリットです。ストンとストレートなシルエットをしているので、スマートな印象はあまりないでしょう。
首掛け型は名前の通り、首に紐をかけて着用するタイプです。素早く着られて、肩紐が崩れにくいというメリットがあります。忙しい時でも首にサッとかけるだけで着られ、激しく動いても肩から紐がずり落ちる心配もありません。
首に負担がかかる点がデメリットです。首でエプロンの重量を支えるので、ポケットに重いものを入れてしまうと、肩こりや首の痛みにつながります。
ラン型はノースリーブシャツのようにかぶって着られるエプロンです。カバーする範囲が広いため、食事の介助など汚れが飛散しやすいときに適しています。また、走ったり屈んだりしても、脱げる心配がありません。
デメリットは、かぶって着るため着用時に髪型や化粧が崩れやすい点です。
長袖・割烹着(スモック)は腕まで覆えるのがポイントです。手首まで汚れを防げるので、プールや砂場遊びなど汚れやすい場面で活躍します。また、袖に冷気が入るのを防げるので冬場は暖かく感じる点も魅力です。
デメリットは中が蒸れやすいことです。暑い日に使うと汗をかきやすいので、家庭洗濯可の商品など洗いやすいものを選びましょう。
エプロンに使われている主な素材と特徴は以下の通りです。
肌触りの良さで選ぶなら綿がおすすめです。子どもたちと触れる機会が多いので、綿のやさしい感触は保育士用エプロンに向いています。
シワになりにくさで選ぶならポリエステルが良いでしょう。メリットを生かして、使用シーンで素材を使い分けるのもおすすめです。
綿とポリエステルの混紡なら、綿の肌触りの良さとポリエステルの耐久性を持つので使いやすいでしょう。リサイクルに向いていないというデメリットはありますが、多くの場面で活躍する使い勝手の良い素材です。
保育士のエプロンに求められる機能としては以下のものが挙げられます。
すぐ取り出せる収納力
水に強い防水・撥水機能
動きやすさ
ポケットから道具を出し入れしやすい収納力に優れたものがおすすめです。ハンカチやティッシュ、絆創膏などお世話に必要な道具をいつでも取り出せるようにしましょう。ポケット口が大きいものや、小分けしやすい内ポケットがついているものもあります。
水遊びなど屋外で子どもたちと触れ合うなら撥水・防水機能も重要です。防水は素材の性質による水を通さない機能で、撥水は水をはじくように生地をコーティングしたものです。
ハードな保育士の仕事には、動きやすさに優れたエプロンもおすすめです。ストレッチ性のあるエプロンなら体の動きに合わせて生地が伸縮します。保育士は立ったりしゃがんだりと運動量が非常に多いので、スムーズに体を動かせるエプロンが重宝します。
エプロンは色・柄の選び方も重要です。保護者や子どもに人気の商品をピックアップしていますので、チェックしてみてください。
北欧・ナチュラル柄のエプロンは、おしゃれで親しみやすい雰囲気を持つので保護者にも人気です。デザインに温かみを感じやすく、保育園のイメージアップにつながります。着ているだけで気分も盛り上がるので、仕事のモチベーション向上にもおすすめです。
明るい色のエプロンやキャラクターものは子どもたちに人気です。鮮やかなものであれば遠くからでも子どもが保育士を見つけやすいので、園外保育などではぐれにくくなります。絵本・アニメのキャラクター柄なら、子どもたちとのコミュニケーションにも効果的です。
保育園によってはキャラクターデザインを禁止している場合もあります。子どもがキャラクターに興味を持ちすぎて活動に集中できなくなったり、そのキャラクターの玩具をほしがったりすることが禁止されている主な理由です。
キャラクターもののエプロンを使いたい場合は、必ず園の方針・規定をあらかじめ確認しておきましょう。
複数のスタッフにエプロンを準備するなら、サイズ展開の広い商品を選びましょう。サイズの幅が広いものを選ぶと、スタッフの体形・体格を問わず同じデザインのもので統一できます。上記の商品はS~LLサイズまで展開しています。
ここからは値段別の傾向を見ていきます。価格帯別におすすめ商品を2点ずつピックアップしていますので、チェックしてみてください。
保育士用エプロンの中でも安価なエプロンです。シンプルなデザインが多いため、どんな服にも合わせやすいのが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富な商品も多く、自分に合ったエプロンを見つけやすいでしょう。
平均的な価格帯のエプロンです。ブランドに拘らなければ、さまざまなモデルのエプロンが選択できます。スタイリッシュなデザインの商品や、ワンポイントがおしゃれなものもあります。
機能性が高く、使い勝手のよいエプロンが多い価格帯です。おしゃれな柄の入ったエプロンやワンピースタイプのエプロンも選べます。他の保育士とは一味違ったデザインがほしい方におすすめです。
デザイン性の高いエプロンが多い価格帯です。一般的な綿やポリエステルなどと異なり、デニムなどのタフな素材を使用しているエプロンがあります。価格は高めですが、丈夫で長期間使用できるのが魅力です。
有名ブランドや最新作のデザインがそろう価格帯です。おしゃれなデザインが多く、園の雰囲気が華やかになります。好みのブランドを着て仕事のモチベーションを高めたい人におすすめです。
今回は保育士のエプロンの選び方を、形状・素材・機能・デザインなどの観点から解説しました。保育士の仕事に使えるエプロンにはさまざまな種類があります。それぞれが持つ機能性や見た目のイメージを知ることで、自分にぴったりの商品が見つかります。
ぜひ、本記事を参考にしてお気に入りのエプロンを手に入れてください。