KAZENは機能美に優れた業務用ウェアメーカーで、医療ウェアの白衣(ドクターコート)も複数展開しています。自社ブランド商品から他社ブランドとのコラボ商品まで、選択肢が豊富にあるため、迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、KAZENの白衣のブランド別の特徴と生地やサイズなどの選び方を解説します。それぞれの項目で商品をピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。
KAZENの自社ブランドの白衣には、次のようなシリーズがあります。
BIANCA BY KAZEN
ユーティリティコート
男女別の診察衣シリーズ
それぞれ特徴とおすすめ商品を紹介します。
BIANCA BY KAZENは機能美とこだわりの白が映える白衣シリーズです。シリーズ共通で次のような特徴があります。
タブレットを収納できる大容量ポケット
足さばきがスムーズなセンターベント
小物の収納に便利な内ポケット
男女別のシルエット
次に、BIANCA BY KAZENの商品特徴を生地の種類別で紹介します。
デルタはポリエステル100%の高密度な生地です。防透性と軽量性を両立しており、しっとりとなめらかな肌ざわりで高級感があります。次のような機能を備えているので、診察衣として役立つでしょう。
SEK(赤)認証制菌
透け防止
吸汗
制電
ストレッチ
ギャバジンは綿100%のやわらかな風合いが魅力の生地です。綿は吸汗性と保温性に長けているため、季節を問わず快適に着こなせるでしょう。型崩れしにくいように工夫されているので、美しいシルエットが長く続くのも嬉しいポイントです。
ユーティリティコートは、カジュアルなカラーバリエーションと高機能性で幅広いシーンに対応しています。機能には次のようなものがあります。
SEK(赤)認証制菌
透け防止機能
工業洗濯対応の耐久性
防汚機能
制電機能
携帯・PHSポケット
タブレットが入る大容量ポケット
また、男女のボディラインの違いによってシルエットが崩れないよう、ストレッチ性のある素材を使用するなど工夫されています。医療機関・検査機関・ドラッグストアなど、守備範囲の広いコートです。
KAZENの白衣は男女別で異なるシルエットを採用したものが豊富です。BIANCA BY KAZEN・ユーティリティコート以外の白衣もチェックしてみましょう。
この他にも豊富な白衣を取りそろえています。KAZENの白衣一覧は次のリンクからご覧ください。
KAZENは他ブランドやデザイナーとのコラボ・共同開発商品も展開しています。
「美は唯、存在する」を創作理念とするファッションデザイナー、渡辺雪三郎とのコラボレーションブランドです。ドクターコートは「YUKISABURO WATANABE」の新ライン「MODA MEDICA」から展開されています。
直線使いが美しいモダンなデザインで、生地は高機能かつ肌ざわりの良いデルタです。袖口にはシャツのディテールが取り入れられており、さりげないおしゃれを楽しめます。MODA MEDICAシリーズオリジナルロゴのボタンも魅力です。
「Sorts Medical and Care Suits」は、スポーツウェアメーカーのアディダスとコラボしたユニフォームシリーズです。スポーツの世界で培われたノウハウを医療現場に活かし、動きやすい商品を展開しています。
アディダスとコラボしたドクターコートは、吸汗速乾・ストレッチ・工業洗い対応と多機能です。人間の動きに合わせた立体的なパターンとベンチレーション、アクションプリーツでストレスフリーな動作を可能にしています。
ここからはKAZENの白衣の選び方について解説していきます。生地の種類、サイズ・袖・丈の長さをチェックしましょう。生地の種類は着心地や機能性の違い、サイズ・袖・丈の長さは動きやすさや防護性などに左右します。
KAZENの白衣には主に以下の生地が使われています。生地ごとに手触りや機能が異なるため、好みのものを選びましょう。
ストレッチ性や機能を重視するならポリエステル、肌ざわりや吸汗性を重視するなら綿100%または綿混紡がおすすめです。
なお、SEK(赤)認証制菌は、医療機関・介護施設向けの制菌加工です。黄色ブドウ球菌・肺炎かん菌・MRSAの増殖を抑制することが認められています。
KAZENのユニフォームの多くは男女別でデザインされているため、自身の性別に合わせて普段のサイズを選べば大きく外れることはないといえるでしょう。
ただし、ユーティリティコートに関してはユニセックス仕様なので注意が必要です。ユニセックスはメンズのサイズ感に近いため、女性がレディースのMサイズのつもりでユニセックスのMサイズを購入すると、オーバーサイズになります。
KAZENの白衣のサイズ一覧をメンズ・レディース・ユニセックスに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
続いて、丈・袖の長さの選び方を解説します。長さによって使い勝手や見た目の印象が大きく変わります。以下でメリットとデメリットを確認し、自分の仕事内容に合った丈・袖の長さを選びましょう。
腰下丈の白衣・ドクターコートは、足さばきがよく動きやすいことが大きなメリットです。移動や屈む姿勢が多い人に適しています。
デメリットは汚れからカバーできる範囲が小さいことです。薬品や血液の汚れなどが想定される現場では、十分ではない可能性があります。また、膝丈の白衣と比べるとカジュアルな印象になるため、学会などのフォーマルな場では合わないこともあるでしょう。
膝丈の白衣・ドクターコートは体のカバー範囲の広さがメリットです。肌やインナーの露出面積が狭まるので、薬品を扱う機会が多い職種におすすめです。また、長い白衣は風格があり、きちんとした印象を与えられます。
デメリットは、足さばきに影響しやすいことと、座ったときにシワになりやすいことです。足さばきを良くするセンターベント入りやストレッチ生地、シワになりにくい生地の白衣を選ぶと改善できます。
KAZENの白衣にはスタンダードな長袖と、春夏向きの半袖があります。
スタンダードな長袖タイプなら、薬品や体液の付着から腕を守れます。調剤や診察のときには長袖が適しているといえるでしょう。
ただし、細かな作業では袖口がひっかかりやすいため、わずらわしく感じることがあります。折り返しやすいスリット入りや、袖口に絞り紐やゴムが入ったタイプを選ぶとデメリットを軽減できるでしょう。
袖口を絞れるタイプは次の4種類です。
半袖の白衣は通気性がよく涼しいため、春夏に適しています。また、手作業時も袖口が汚れにくいため、粉末を扱うときや洗い物のときに重宝するでしょう。
ただし、カジュアルな印象になるため、フォーマルな衣服が求められる場面では適さないことがあります。また、腕をカバーできないため、薬品やけどやケガのリスクがあるときは避けましょう。
KAZENの白衣は動きやすく高機能なものが多く、幅広いシーンに対応しています。手頃なものからプレミア感のあるものまで、価格帯も幅広いので希望に適う一着が見つかるでしょう。
商品選びに迷ったときは、本記事で解説した選び方もぜひ参考にしてください。季節やシーンに合わせて複数枚そろえておくのもおすすめです。