パーカーは普段着としてだけでなく、イベントスタッフ用のユニフォームとしても人気です。しかし、「サイズはどう選ぶのだろう?」「オンスとは?」など、パーカーの選び方に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、パーカーの選び方をサイズ・タイプ・オンス・色に分けて解説します。サイズ感やシルエット別のコーディネートのコツや、季節ごとの生地の厚み・オンスの選び方、色の印象の違いなどを見ていきます。パーカーをユニフォームに使いたい人などは、ぜひチェックしてください。
8.4オンスフーデッドライトパーカー 裏パイル Printstar 00216-MLH
パーカーの語源はイヌイット語で、アザラシやトナカイの毛皮で作ったフード付き防寒着を指します。転じて、日本では一般的にフード付きのスウェットをパーカーと呼ぶようになりました。
英語ではフーディが一般的で、近年は日本でもフーディと称する商品が増えています。本記事では、フーディという商品の名称を含む、フード付きスウェットをパーカーとして記載します。
4.4オンス AMZ ドライジップパーカー 00338-AMZ
パーカーの選び方をサイズ・タイプ・オンス・色に分けて解説します。希望のパーカーを探すヒントにしてください。
見せたいイメージやシーンによってサイズ感やシルエットを選びましょう。ここでは、着こなしに応じたサイズ感・シルエットの選び方を解説します。
すっきりときれいめに着こなしたいなら、ジャストサイズがおすすめです。着丈は腰骨が裾で隠れるぐらいが目安になります。トレンドに左右されず普段着としても着回ししやすいので、サイズ選びに迷ったらジャストサイズにしましょう。
ジャストサイズのパーカーには、スキニーパンツなど細めのボトムはもちろん、ワイドパンツやスカートも似合います。ウエスト位置がわかりやすいため、メリハリのあるコーディネートに仕上がるでしょう。
カジュアル・こなれ感を出したいならゆったりサイズがおすすめです。通常より1サイズ大きいもの、ヒップが半分隠れる程度が目安になります。ゆとりがあるため、パーカーの下にワイシャツを着るコーディネートも叶います。
ボトムはタイトなシルエットがおすすめです。パーカーでカジュアルさを演出しつつ、ボトムですっきりとまとめられます。
リラックス感・抜け感のあるオーバーサイズのパーカーを選ぶのも人気です。目安は通常より2サイズ大きく、ヒップが完全に隠れる丈がオーバーサイズといえます。ただし、コーディネートの難易度が高いため、おしゃれ上級者向きといえるでしょう。
合わせるボトムは基本的にはスキニーパンツ、あるいはショートパンツやミニスカートがおすすめですが、身長や体格なども合わせたトータルバランス次第です。微妙なバランスの違いで、服に着られている印象になってしまうため、全身鏡などでチェックしましょう。
また、胸元が開きやすいためインナーの着用がおすすめです。
抜け感・こなれ感を出しつつバランスよく着こなしたいなら、ビッグシルエットのものを選びましょう。オーバーサイズと異なり、パーカー自体が本来のサイズより大きめに作られているものを指します。
ビッグシルエットでMサイズを選んだ場合、首回り・袖口・着丈は一般的なMサイズ、肩幅・身幅はL~LLぐらいのサイズ感です。ボトムは基本的に細めのシルエットのものが合わせやすいですが、着丈が長すぎないので少し太めのボトムを使ってもおしゃれに見えます。
続いてはパーカーのタイプ別の選び方を解説します。パーカーのタイプは大きく分けてプルオーバーとジップアップの2種類です。それぞれのおすすめ商品もピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。
プルオーバーパーカーは、頭からすっぽりとかぶって着用するタイプのパーカーです。ジッパーなどがついていないシンプルな形状をしています。1枚だけで様になりコーディネートもしやすいので、シーンを問わず使いやすいアイテムです。
ジップアップパーカーは、フロントにジッパーが付いたパーカーです。春や秋の羽織ものとして活用できるほか、被らなくて良いためメイクや髪型が崩れないというメリットがあります。
次に、生地の重さを表すオンスの選び方を解説します。基準は重量ですが、基本的には数値が大きいものほど生地が厚いことを示しています。季節やシーンに応じて使い分けましょう。
春夏に使うなら4〜5オンスのパーカーがおすすめです。薄手で軽いため、持ち運びにも適しています。日中は暑く夕方以降で涼しくなるような、春夏の防寒対策として役立ちます。春夏向けの商品の中にはUVカット使用のものもあるので、日焼け対策としても有用です。
春先や秋ごろなら7〜8オンスのパーカーがおすすめです。標準よりやや薄手で軽く、まだ寒さの残る春先や、徐々に寒さを感じはじめる秋口にぴったりの厚みといえます。コーディネートの主役になるでしょう。
パーカーの定番は10オンス前後です。商品の選択肢が多いため、好みのタイプやシルエットが見つかりやすい厚みといえます。
なお、同じ厚みでも裏地に使われている生地によって暖かさや着心地が変わります。裏毛(裏パイル)は吸水性が高く春から秋向け、裏起毛は保温性が高く冬におすすめです。
12オンス以上のパーカーはヘビーウェイトという名称で販売される傾向にあります。厚手で高級感のある生地で、コーディネートの主役になること間違いなしです。生地の密度が高く防風性も高いため、寒い季節の防寒対策としても役立ちます。インナーが透けないのも魅力です。
続いて、パーカーのデザインの選び方を解説します。無地パーカーとロゴパーカーでそれぞれ印象が大きく異なりますので、好みや着用するシーンに合ったものを選びましょう。
ナチュラル・シンプルなイメージにしたいときは無地のパーカーを選びましょう。トレンドに左右されないので長く着られます。ジャストサイズのパーカーをジャケットと合わせて、差し色として使うのもおすすめです。
コーディネートのアクセントにしたいならロゴパーカーがおすすめです。大きくロゴが入ったものはストリートな印象、スポーツブランドなどのワンポイントロゴがあるものはかっこいい印象を与えます。
また、無地のパーカーをプリントや刺繍でカスタマイズして、オリジナルロゴパーカーにするのもおすすめです。
会社やお店のロゴマークを入れると、オリジナリティあふれるパーカーが誕生します。「ラクスル」では1枚から刺繍やプリントを入れたオリジナルパーカーが作れます。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
最後にパーカーの色の選び方を、色の心理効果とシーンに応じた使い分けの観点から解説します。
それぞれの色が与える、主な印象・イメージは以下の通りです。プライベートでの活用はもちろん、イベントの来場者に与えたい印象があるときにも役立つ考え方といえます。
企業やイベントのカラーに合わせてパーカーの色を選ぶのもおすすめです。イメージカラーのユニフォームを使うことで、スタッフに一体感が生まれます。複数の企業が参加するイベントなどでは、自社のスタッフの位置がわかりやすくなることも利点です。
また、企業名やロゴマークをプリントする場合は、プリントが映えるように、コントラストを意識した背景色を選ぶのもポイントです。白のプリントなら黒のパーカー、黄色やオレンジのプリントには青系のパーカーなど、反対色や補色を選ぶと映えます。
スタッフの配置場所や役割に応じて色を選ぶ方法もあります。
たとえば、車両誘導などで安全対策が必要な配置場所には、スタッフの位置を目立たせるために注意色である黄色やオレンジのパーカーを使うと良いでしょう。
逆にライブイベントのスタッフなど、裏方として目立ちたくないときは、黒や濃いグレーなどがおすすめです。
今回は、パーカーの選び方について詳しく解説しました。見せたい印象や利用シーンによって、パーカーのサイズ感やタイプ、オンス、色などを選ぶのがおすすめです。
とくに企業やイベントのユニフォームにする場合は、仕事に集中できる快適性や来場者への心理効果を意識すると、ぴったりのものがみつかります。オリジナルの刺繍やプリントでロゴパーカーにするのもおすすめです。
オリジナルパーカーの作成に興味がある人は、次の記事もぜひご覧ください。