オーバーオールとは?サロペット・オールインワンとの違いも解説

オーバーオールとは?サロペット・オールインワンとの違いも解説

公開日: 2025年04月24日更新日: 2025年04月24日特集記事

 

オーバーオールはもともと作業着でしたが、ファッションアイテムとしても親しまれています。日本では1970年代~1980年代に流行し、今では定番ウェアとなりました。

 

しかし、サロペットやオールインワンなど混同しやすい名称も多いため、オーバーオールとは何かを具体的には知らないという人が多いのではないでしょうか。

 

本記事では、オーバーオールの定義と特徴、混同しやすいウェアとの違いを詳しく解説します。ぜひご覧ください。

オーバーオールとは

 

綿麻ストライプサロペット GE-584

 

オーバーオールは作業着として生まれました。原型が誕生した1880年代後半から1900年代は定義が曖昧で、よだれかけ(胸当て)のついたズボンをオーバーオールと呼んでいたようです。その後、現在の形に落ち着いていき、日本では1970~1980年代に流行しました。

 

日本においては、オーバーオールを次のようなポイントで定義していることが多いようです。

 

  • 胸当てがある

  • 肩につり紐がある

  • 背中側にも布がある

 

なお、アメリカでは胸当てがあるものをビブ・オーバーオール、胸当てがないものをウエスト・オーバーオール(waist overall)と呼ぶことがあるため、世界的な定義ではありません。

オーバーオールの特徴

 

ここでは、オーバーオールならではの特徴を、より具体的に解説します。

 

ポケットやループなどの収納が多い

 

綿麻ストライプサロペット GE-584

 

オーバーオールの特徴として、ポケットやループなど収納ツールが多いことも挙げられます。具体的には次のような収納箇所があります。

 

収納の種類

詳細

一般的なポケット

以下のような場所に複数配置されている

・胸当て

・両腰

・ヒップ

・太もも

ハンマーポケット

ハンマーを入れる深めのポケット

スケールポケット

定規やはさみ用の細長いポケット

ループ

カラビナ・スプレー・タオルなどを吊るせる


胸元のポケットには、屈んだ時に物が落ちないよう、ファスナーやフラップが付いているものもあります。工具や文房具など、作業に必要な小物が多いときに役立つウェアです。

つり紐(肩紐)を調節できるものが主流

 

綿麻ストライプサロペット GE-584

 

オーバーオールの特徴の一つであるつり紐には、基本的に長さ調節用のバックルが備わっています。これは、肩紐がサスペンダーを起源としていることに由来すると考えられます。

 

調節部分は金属製の吊りカンバックルや、おしゃれなボタンフックバックル、着脱しやすいプラスチック製のワンタッチバックルなど多様です。

 

長さ調節機能があれば体格に合わせやすく、セーターやパーカーなどの厚手のインナーと合わせるときにも役立ちます。

 

動きやすい

 

綿麻ストライプサロペット GE-584

 

オーバーオールは動きやすさも魅力のひとつです。ゆったりとしたデザインのものが多く、特に脚部分が幅広に作られています。しゃがんだり立ち上がったりといった動作がスムーズに行えるのが特徴です。

 

また、伸縮性のあるストレッチ素材を使用したものや、足を大きく広げやすいカッティングを施したデザインのものも多くあります。

オーバーオールとオールインワンの違い

 

デアリーウーマンツナギ長袖 GE-650



オールインワンは、「つなぎ」「ジャンプスーツ」「カバーオール」「コンビネゾン」などとも呼ばれます。「トップスとボトムスが一体化したもの」を指し、上半身を覆える構造です。袖も付いています。

 

上下一体型なのでコーディネートに悩む必要がないことや、中に着る服を汚れからしっかり守れる点が魅力です。

 

オーバーオールと比べると着脱しにくい点がデメリットですが、最近ではトイレ問題の対策としてウエスト部分にファスナーを備えた「ヒップオープンタイプ」も多く販売されています。

 



オーバーオールとサロペットの違い

 

サロペット GE-157

 

オーバーオール(overall)が英語であるのに対し、サロペット(salopette)はフランス語です。語圏による違いだけで、両者は同じ構造のウェアを指しています。

 

なお、日本においては、背中側に布があるものをオーバーオール、つり紐が背中でクロスしているものをサロペットと呼ぶことが多いようです。ただし、近年ではつり紐が背中でクロスしていないものもサロペットと呼ぶこともあります。

 

また、「サロペット」を商品名に採用している場合、作業着よりもファッションアイテムとして販売されている傾向がみられます。作業着なら「オーバーオール」ファッションアイテムなら「サロペット」で探してみましょう。

オーバーオールとジャンパースカートの違い

 

オーバーオールのボトムが、パンツではなくスカートになったものを「ジャンパースカート」と呼びます。ボトム以外のつり紐や胸当てはオーバーオールと同じです。

 

ワンピースやエプロンドレスのように着用できるアイテムで、カジュアルかつワークテイストのあるファッションアイテムとして人気があります。

 

オーバーオールとデッキパンツの違い

 

ボーダレスデッキパンツ GE-660

 

デッキパンツは船員の作業用パンツを原型とするアイテムです。アメリカ海軍が防寒用の作業パンツとして採用していたことでも知られています。

 

つり紐と胸当てが付いている点はオーバーオールとよく似ていますが、デッキパンツはシルエットがかなり太く、背面の布地も大きめなのが特徴です。

 

かなりゆったりとしたシルエットなので、オーバーオールよりもストリートテイストが強めのアイテムです。

 

アクティブな作業にはオーバーオールがおすすめ

 

作業着として人気のオーバーオールと、サロペットやオールインワンなど似たアイテムとの違いについて解説しました。

 

オーバーオールは、ゆったりとした作りで動きやすく、ポケットが多いため作業道具を持ち運びやすいのが特徴です。また、デニムなど耐久性のある素材が多く使われているため、アクティブな作業に適したアイテムです。

 

サロペットやデッキパンツなどの似たアイテムも存在しますが、それぞれの違いを意識することで、自分の理想に合ったデザインを見つけやすくなります。ぜひ、作業着選びの参考にしてみてください。

商品一覧
アウター
白衣・ドクターコート
フォーマルジャケット
トップス
Tシャツ・カットソー
ポロシャツ(長袖)
ポロシャツ(半袖・七分袖)
シャツ(長袖)
シャツ(半袖・七分袖)
ブラウス(長袖)
ブラウス(半袖・七分袖)
スクラブ
コックコート・コックシャツ
調理用白衣
ニット・カーディガン
作務衣・甚平(トップス)
検診衣・患者衣(トップス)
飲食店パンツ・ズボン
カーゴパンツ
ワークパンツ
チノパン
メディカルパンツ
スクラブパンツ
ショート・ハーフパンツ
ジャージパンツ
コックパンツ
作務衣・甚平(ボトムス)
検診衣・患者衣(ボトムス)
スカート・ワンピース
スカート
キュロットスカート
患者衣(ワンピース)
インナー
オールインワン
患者衣(オールインワン)
検診衣(オールインワン)
飲食店エプロン
胸当てエプロン
腰エプロン
エプロンドレス
ワークエプロン
介護用エプロン
キャップ・帽子
キャップ
ハンチング
ナースキャップ
和帽子
コック帽
食品衛生用帽子
シューズ
メディカルシューズ
ナースシューズ・サンダル
安全靴
コックシューズ
パンプス
靴下・ソックス
アクセサリー・服飾雑貨
バッグ
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清涼グッズ
ネクタイ
ベルト
服飾雑貨
交換・補修部品
ブラウス
パンツ・ボトムス
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ジャージ
シャツ・Yシャツ
検診衣
患者衣
ケーシー
メディカルウェア・ナースウェア
チュニック
医療用ガウン
歯科用エプロン
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秋冬向けジャンパー
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春夏向けコンプレッションウェア
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春夏向けアウター・ジャケット
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飲食店キャップ・帽子
キャスケット
ベレー帽
三角巾・バンダナ
パーカー
スウェットパンツ
トレーナー
医療用スクラブ
飲食コックパンツ
飲食コックシューズ
飲食コックコート
カジュアル スカート
ワンピース
ポロシャツ
ブルゾン