カーゴパンツは作業着として誕生し、現代ではカジュアルファッションの定番アイテムとしても愛されています。しかし、定番だからこそコーディネートが難しく、バランスが取りづらいと悩む人も多いのではないでしょうか。
本記事では、カーゴパンツの定義とメリット・デメリット、おしゃれなコーディネートのコツを詳しく解説します。似合うトップスや色合わせを参考に、カーゴパンツのコーディネートをぜひ楽しんでください。
カーゴパンツという名称は貨物船を意味するcargoが由来です。元々は船内作業員用のユニフォームであったことから、次のような特徴があります。
丈夫
動きやすい
複数ポケットがついている
その後、耐久性の高さからミリタリーウェアに用いられ、現在ではカジュアルウェアの定番アイテムとして、幅広い層に親しまれています。
続いて、カーゴパンツのメリットとデメリットを解説します。
カーゴパンツの主なメリットは以下の通りです。
無骨でワイルドなデザイン
収納力が高い
動きやすい
タフなつくりのものが多い
高機能商品が多い
作業員用・軍用として進化を遂げてきたカーゴパンツは、ラフ・メンズライクな着こなしが似合うパンツです。作業着として採用すれば、ワイルドなかっこよさを演出できるでしょう。きれいめスタイルに無骨さを取り入れたミックスコーデにも使えます。
収納力の高さと動きやすさ、耐久性は他のパンツに勝るため、作業効率アップに貢献します。とくに作業服として作られたカーゴパンツは、吸汗速乾・撥水・制電・防風など多数の機能を備えている傾向にあります。
カーゴパンツの主なデメリットは以下の通りです。
カジュアルデザインでシーンを選ぶ
裾やポケットのひっかけに注意
コーディネートのバランスが難しい
カジュアルなイメージが強いカーゴパンツはフォーマルな場面には不向きです。顧客対応が必要な場合はフォーマル用のパンツも用意しておきましょう。また、ゆったりめに作られているものが多いので、裾やポケットを機械などに巻き込みやすい点も注意が必要です。
コーディネートによっては「ダサい」という声もあります。たとえばワイドタイプのカーゴパンツにオーバーサイズのトップスを合わせるとだらしない印象を与えます。全体のバランスを意識したコーディネートが重要です。
続いてはカーゴパンツのタイプを紹介します。主に、スリム・ストレート・テーパード・ワイドの4種類があり、それぞれのシルエットで見た目の印象が大きく異なります。トップスとの組み合わせ方も解説しますのでチェックしてください。
すっきりとスマートに見せたいならスリムタイプのカーゴパンツがおすすめです。シルエットが引き締まって見えるため、スタイリッシュな印象を与えられます。足元がすっきりとして裾が邪魔になりにくいので動きやすいのもメリットです。
スリムタイプはきちんと見えするので、トップスはラフなものでも全体がまとまりやすいのが魅力です。デニムのジャケットなどを合わせてもカジュアルになりすぎず、プライベートから作業着コーディネートまで幅広く使えます。
ベーシックなシルエットを求めるならストレートタイプのカーゴパンツです。シンプルな形状なので、カジュアルからフォーマルまでさまざまなコーディネートに使いやすいでしょう。定番のシルエットなのでトレンドを気にせず使いやすいのもメリットです。
トップスは演出したい雰囲気に応じて選びましょう。カジュアルな印象を与えたいならパーカーやミリタリージャケット、きれいめのコーディネートならテーラードジャケットなどと合わせましょう。
テーパードシルエットはラフになりすぎない適度なゆとりが魅力です。裾に向かって徐々に細くなっていくので、腰回りはゆったりめですが足元はすっきり見えます。ウエストの締め付け感が少ないので着心地も快適です。
トップスは清潔感のあるシャツやジャケットを合わせると全体が上品な印象になります。足元がスマートなテーパードシルエットと合わせやすいでしょう。
春夏用 TS4Dメンズニッカーズワイドカーゴパンツ 50344
カーゴパンツらしいワイルドさを演出したいならワイドタイプがおすすめです。カジュアルなイメージを出せるだけでなく、窮屈さがなくて動きやすいというメリットもあります。
ラフなイメージが強いワイドタイプには、きれいめのトップスを合わせましょう。プライベートならテーラードジャケットなど、作業着なら襟付きの作業用ジャケットなどを合わせると全体のバランスがとりやすくなります。
ここからはカーゴパンツと作業用ジャケットとのコーディネート例を紹介します。まずはメンズのコーディネート例を3パターン解説します。気になる商品があれば、ぜひリンクをチェックしてみてください。
ネイビーカラーのカーゴパンツと存在感のあるデニムジャケットを合わせたコーディネートです。落ち着いた色味のカーゴパンツできちんと感を演出し、デニムジャケットでカジュアルさを出せるので、メリハリがついたスタイリッシュな印象を与えます。
カジュアルなイメージが強いデニムジャケットを着る場合、カーゴパンツはスリムやテーパードなどすっきりとしたシルエットのものが良いでしょう。ラフなイメージになりすぎないので、仕事用の作業着としても違和感なく着られます。
上下を黒で統一したシックな雰囲気のコーディネートです。全体が上品にまとまるので落ち着いた印象を与えたい人におすすめです。男女や年齢を問わず大人びたイメージを出せます。目立つ服装を避けたい裏方作業などにも向いています。
また、黒の作業着は油汚れや土汚れが目立ちにくくなるというメリットもあります。屋外や工場内での作業におすすめです。
Jawinのカーゴパンツとジャンパーを使ったミリタリー風コーディネートです。カモフラ柄のパンツとアーミーグリーンのジャンパーがワイルドな印象を与えます。
カーゴパンツにはブランドロゴが入った革ラベル、ジャンパーにはデザインボタンなど、細かい部分にもおしゃれな工夫が施されています。さりげないディティールのこだわりがかっこいいコーディネートです。
続いて、レディースのカーゴパンツのおすすめコーディネートをご紹介します。メンズと同じく作業用ジャケットとの組み合わせを3パターン見ていきますので、気になる商品があればぜひチェックしてください。
清潔感のある白ホワイトのカーゴパンツと鮮やかな赤のジャケットのコーディネートです。上下の色の対比が美しく映えます。作業着らしい無骨なイメージではなく、スタイリッシュな雰囲気を重視したい人におすすめです。
カーゴパンツは細身のシルエットなのでスマートな見た目です。ジャケットの胸ポケットは、優れた収納力を持ちながらシンプルなデザインでシャープな印象を与えます。
上下のカラーをキャメルでそろえた作業着のコーディネートです。カジュアルな見た目と温かみのある雰囲気を演出できます。かわいい作業着で仕事のモチベーションアップを図りたい人におすすめです。
キャメルの作業着は泥や土の汚れを目立たなくするメリットもあります。屋外の作業現場でも使いやすく、汚れが付着してもかわいらしい雰囲気を崩しません。
寒い冬の現場でも耐えられる、防寒に優れたコーディネートです。上下ともに温かさをしっかりキープできるので、屋外や冷凍庫内での作業にもおすすめです。
カーゴパンツは着ぶくれしないスリムなシルエットのものを選ぶと良いでしょう。素材に保温・防風性が備わっていれば細身のパンツでも寒さに耐えられるので、快適な暖かさとスタイリッシュな印象を両立できます。
最後におすすめのカーゴパンツ10選をご紹介します。黒、デニム、コーデュラなど色や素材別のおすすめと、春夏用と秋冬用の季節別のおすすめでそれぞれ2点ずつピックアップしていますので、気になる商品があればリンクをチェックしてください。
カーゴパンツは元々船内作業用のパンツだったため、頑丈で収納力に優れています。現在はミリタリー風のかっこいいタイプや、かわいいカラーリングのものなど選択肢は豊富です。
作業着として取り入れるなら、トータルコーディネートでバランスを取りましょう。カーゴパンツ選びに迷ったら、ぜひ本記事を参考にしてください。