アロハシャツとは?ハワイアンシャツとの違いと歴史・柄の意味を解説

アロハシャツとは?ハワイアンシャツとの違いと歴史・柄の意味を解説

公開日: 2025年04月24日更新日: 2025年04月24日特集記事

 

アロハシャツは華やかな柄と涼しいつくりで、夏のウェアとして人気です。その起源はハワイで、日本の浴衣が関係していると聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。あるいは、ハワイアンシャツとの違いがわからないと思った人もいるでしょう。

 

本記事では、アロハシャツの定義を歴史からひも解きます。歴史のなかでハワイアンシャツという名称が使われた経緯もわかるので、ぜひご覧ください。後半では、アロハシャツの柄の意味やマッチするビジネスシーンも紹介します。

アロハシャツとは

アロハシャツ(シダ) FB4547U



着物をパラカ風シャツに仕立てたものが始まり

アロハシャツは、ハワイのパラカと日本の着物が融合したものだといわれています。

 

パラカはチェック柄の開襟シャツで、ハワイのサトウキビ農園で働く人が着用していました。生地は丈夫で通気性に優れており、常夏のハワイでも過ごしやすいように作られています。チェック柄だったのは、イギリスやアメリカの流行によるものです。

 

19世紀後半から、日本人のハワイ移住が始まります。当時の日本人の衣服は着物が主流でしたが、ハワイの環境では暑すぎました。そこで日本人は、現地の人々のパラカを参考に、手持ちの着物を開襟シャツへと作り変えます。

 

こうして着物の柄とパラカのシルエットが融合し、アロハシャツの原型が誕生しました。

 

ムサシヤ・ショーテンが新聞広告で広めた名称

1920年には和柄のシャツが広まっていたようですが、「アロハシャツ」という名称が記録されているのは1935年の新聞広告です。日本人が創業した企業「ムサシヤ・ショーテン」による広告でした。

 

1885年にハワイへ渡ったシャツ職人の宮本長太郎が、オーダーメイドの仕立屋「ムサシヤ」をホノルルでオープンします。1915年に後を継いだ長男が「ムサシヤ・ショーテン」に改名しました。

 

その後、藤井順一商店がムサシヤ・ショーテンを買収、1935年に「アロハシャツ」という名称で和柄のパラカシャツの広告を新聞に掲載しました。

 

登録商標だった時代もある

1937年に事業家のエラリー・J・チャン氏が「アロハシャツ」を商標登録し、20年間の独占利用が認められました。その間、アロハシャツという名称を使えなくなったほかのメーカーは、「ハワイアンシャツ」という一般名詞を用いました。

 

ハワイでは男性の正装としても着用される

現在では、アロハシャツはハワイの男性用の正装としても着用されています。現地の人々の間では、普段着としてではなくビジネスや冠婚葬祭で着るフォーマルな衣装として着るのが一般的です。

 

1940年ごろのキャンペーンで、ビジネスシーンでのアロハシャツの着用が促されました。その後、ホテルやレストラン、一般企業でも仕事着として定着していきます。1960年ごろにはビジネスや冠婚葬祭用の正装としてハワイでは一般的になりました。

 

女性の正装はムームーやホロク

男性の正装がアロハシャツであるのに対して、女性の正装はムームーやホロクが用いられています。ホロクとは西洋のフォーマルなドレスをハワイの人の体形や気候に合わせてデザインしたもので、トレーンと呼ばれる長い裾が特徴的です。

 

ホロクは裾が長く日常使いに不便だったため、裾を短くしたホロムーが作られました。ホロムーの裾や袖をさらに短くし、動きやすくしたものがムームーです。現在ではムームーもホロクもハワイの伝統的な女性の衣装として、冠婚葬祭の場で着用されています。

 

アロハシャツとハワイアンシャツの違い

アロハシャツとハワイアンシャツは同じものです。1937年の商標登録によって「アロハシャツ」という名称を使えなくなったメーカーが「ハワイアンシャツ」という名称を使用しました。

 

現在は商標の独占期間が切れているため、アロハシャツ、ハワイアンシャツともに多くのメーカーが名称を使用しています。

アロハシャツの柄の意味

続いてはアロハシャツの柄の意味を解説します。アロハシャツには鮮やかな柄のハワイアンキルトが使われていますが、柄・モチーフにはそれぞれ意味が込められています。柄ごとにおすすめ商品もピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。

ウル(パンの木)の葉

ウル(パンの木)は成長・繁栄の象徴です。ウルはハワイに多く見られる植物で、実を焼くとパンのような香りを放つことからパンの木とも呼ばれています。ウルは成長が早く実や葉をたくさんつけるので、子孫繁栄や豊穣を願ってアロハシャツのモチーフにされています。

パイナップル

パイナップル柄は富と繁栄の象徴です。パイナップルは実を多くつけることから、豊かさや豊穣のシンボルとしてハワイの人々に親しまれています。また、パイナップルはゲストに振る舞うフルーツでもあるので「ホスピタリティ」の象徴でもあります。

 

 

ハイビスカス

ハイビスカスは「幸せな未来」や「希望」を象徴するモチーフとして、ハワイアンキルトやジュエリーに使われています。ハワイ州の州花でもあるハイビスカス柄のアロハシャツは、華やかな南国ムードを漂わせたいシーンにふさわしいでしょう。

 

 

ウミガメ

ウミガメは幸運をもたらす海の守り神といわれています。ハワイではホヌと呼ばれ、子どもを海難事故から救ったという伝説があります。ウミガメはサーファーやダイバーにも人気の柄で、アロハシャツはもちろんジュエリーのモチーフにも使われています。

 

 

日本では仕事のユニフォームとしても人気

アロハシャツは日本でも仕事用ユニフォームとして定着してきました。活用されているシーンを紹介します。

海辺のリゾート施設

華やかな柄とかっちりした襟のバランスが、海辺のリゾート施設のおもてなしにマッチしています。一般的なワイシャツと比べて首回りにゆとりがあるため、涼しさを感じやすいことも支持される理由といえるでしょう。

 

南国の雰囲気をコンセプトとするホテルやテーマパーク、ショッピングモールなどのスタッフユニフォームとして、アロハシャツが活用されています。

ハワイアンカフェやビアガーデン

コナコーヒーやパンケーキ、ポケ(ポキ)やロコモコなどの、ハワイ料理を提供する飲食店のユニフォームならアロハシャツを検討してみましょう。シダやヤシなどの観葉植物や白い木の内装と合わせれば、ハワイの雰囲気がアップします。

 

また、色や柄が目立つため、混雑する夏のビアガーデンにもぴったりです。お客さんがスタッフを探す手間が省けるため、ストレスフリーなサービスを提供しやすくなるでしょう。

介護・福祉施設

 

介護・福祉施設のスタッフ用ユニフォームとして、アロハシャツを取り入れるケースが増えてきました。具体的例は次のとおりです。

 

  • 施設内のお祭りやイベント時

  • レクリエーション時

  • ハワイアンリゾートをテーマとした施設

  • デイサービス

  • 訪問介護

 

アロハシャツの明るく華やかな柄は、利用者を楽しませるイベントにマッチします。

 

また、アロハシャツであれば、おでかけ先としての雰囲気を演出しやすいという声もあります。「デイサービスに行く」ではなく「リゾートに出かける」と思ってもらうことで、利用者の抵抗感を減らす取り組みです。

 

訪問介護においては、周囲の人に介護されていることを知られたくないという利用者もいます。アロハシャツは介護スタッフのユニフォームには見えないため、利用者の不安感を軽減できるでしょう。

 

アロハシャツの雰囲気を取り入れたポロシャツも

最後にアロハシャツの雰囲気を持つポロシャツをご紹介します。ポロシャツは吸水速乾性に優れたものが多く、夏場のユニフォームとして使いやすいのが魅力です。2点のおすすめ商品をピックアップしていますので、ぜひチェックしてみてください。

 

アロハポロシャツ(ヤシ花柄) FB4524U

アロハポロシャツ(フラミンゴ) FB4549U

FACE MIXのFB4524Uはヤシ花柄のアロハポロシャツで、通気性がよくサラッとした肌触りの鹿の子生地が使われています。吸汗速乾性に優れているので、夏場など汗をかきやすい現場用ユニフォームとしておすすめです。襟と前立てはダンガリー素材になっていておしゃれです。ボタンダウンで襟元がきちんとした見た目になるので、対面接客の場でも使えます。

FACE MIXのFB4549Uはフラミンゴ柄のアロハポロシャツで、通気性がよくサラッとした肌触りの鹿の子生地が使われています。全面にプリントされたフラミンゴ柄がかわいらしくポップな印象を与えるので、子どもたちが訪れるレジャー施設のユニフォームにおすすめです。ボタンはやわらかいシリコン素材なので肌を傷つけにくい点もポイントです。

 

日本とも縁があるアロハシャツを取り入れてみよう

今回はアロハシャツについて、起源や歴史、柄・モチーフの意味とおすすめ商品を紹介しました。浴衣を起源とする説があるなど、実は日本とも縁が深いものです。

 

また、柄やモチーフにもそれぞれ意味があるので、ユニフォームとして使うなら柄の種類も選ぶポイントになります。飲食店ならパイナップル柄、海のレジャー施設ならウミガメ柄などがマッチするでしょう。

 

アロハシャツを着こなしたい人や仕事用のユニフォームとして使いたい人は、ぜひ本記事を参考にして、お気に入りの一着を手に入れてください。

商品一覧
アウター
白衣・ドクターコート
防寒コート
レインウェア
フォーマルジャケット
トップス
Tシャツ・カットソー
ポロシャツ(長袖)
ポロシャツ(半袖・七分袖)
シャツ(長袖)
シャツ(半袖・七分袖)
ブラウス(長袖)
ブラウス(半袖・七分袖)
スクラブ
コックコート・コックシャツ
調理用白衣
ニット・カーディガン
作務衣・甚平(トップス)
検診衣・患者衣(トップス)
飲食店パンツ・ズボン
カーゴパンツ
ワークパンツ
チノパン
メディカルパンツ
スクラブパンツ
ショート・ハーフパンツ
ジャージパンツ
コックパンツ
作務衣・甚平(ボトムス)
検診衣・患者衣(ボトムス)
スカート・ワンピース
スカート
キュロットスカート
患者衣(ワンピース)
インナー
アンダーウェア
オールインワン
患者衣(オールインワン)
検診衣(オールインワン)
飲食店エプロン
胸当てエプロン
腰エプロン
エプロンドレス
ワークエプロン
介護用エプロン
キャップ・帽子
キャップ
ハンチング
キャスケット
ベレー帽
三角巾・バンダナ
ナースキャップ
和帽子
コック帽
食品衛生用帽子
ヘルメット
シューズ
メディカルシューズ
ナースシューズ・サンダル
安全靴
長靴
コックシューズ
パンプス
靴下・ソックス
アクセサリー・服飾雑貨
バッグ
防寒グッズ
清涼グッズ
ネクタイ
ベルト
服飾雑貨
交換・補修部品
ブラウス
パンツ・ボトムス
スラックス
ジャージ
シャツ・Yシャツ
検診衣
患者衣
ケーシー
メディカルウェア・ナースウェア
チュニック
医療用ガウン
歯科用エプロン
秋冬向け作業着・防寒着(通年・オールシーズン着用)
秋冬向けブルゾン
秋冬向けジャンパー
スウェット
秋冬向けコンプレッションウェア
秋冬向けつなぎ
ニット
パーカー
スウェットパンツ
医療用スクラブ
カジュアル スカート
ワンピース
ポロシャツ